将棋経験を積まれており、棋力がそれなりに高い方は、やはり1万円以下で購入できる安い将棋盤よりは、一生物の将棋盤の購入を視野に入れましょう。まさに将棋を一生の趣味としていきたい方向けですね。

ネットや、実店舗でもそうですが、よくランクとして「松竹梅」という3つのランクで分かれていることが多いです。

こちらのランクを決める要素としては、大きく「素材」、「木目(木のどの部分を使用したか)」、「将棋盤の厚み」、「一枚板かハギ板か」の四つの要素の総合評価で決まっていますので、まずはこれらの基礎知識を抑えましょう。
それでは順番に細かく見ていきましょう。

素材

将棋盤には様々な素材がありますが、大きく下記の素材を抑えておけばよいでしょう。


本榧(ほんかや)
将棋盤の中で、最高の素材と言われており、打音、香り、見た目の美しさ、全てにこちらの素材に勝る素材はありません。

新榧(しんかや)
本榧(ほんかや)と比べると劣りますが、現在は、本榧とそこまで遜色がなくなってきており十分満足できます。何より本榧に比べると値段がかなり安いです。

ヒバ
ヒバとは、北米産のヒノキ科の常緑高木で、木目が細かく見た目はかなり綺麗です。ただ、他の素材に比べると若干耐久性が劣ります。

桂(かつら)
古くからある北海道産の落葉高木です。最初は茶褐色ですが、使用していると年々黒ずんできます。

木目

木目に関しては、先ほども記載しましたが、「木のどの部分を使用したか」という指標になり、それにより価値に変化が生じます。


柾目(まさめ)
樹木の接合面を木目と平行になるように切り出される切り方になります。木目が平行なので反りに強いですが、大樹からしか切り取ることができないため、非常に高価な木目になります。

板目(いため)
樹木をスパッと真横にスライスする切り方となります。木目の現れ方は、柾目(まさめ)に比べるといびつな感じですが、樹齢が低くても切り取れるので価格は安いです。

厚み

先ほどまでの、素材や木目はそれほど普段使いで直接的に実感できる部分ではありませんでしたが、厚みは非常に価値だけじゃなく、実用性でウエイトを占める部分になりますね。

よく、将棋盤の世界では、「1寸」という寸法が出てきますが、「一寸」あたり3cm程度という認識で頂ければと思います。


1寸
イメージとしては、折りたたみ式の将棋盤の盤の継ぎ目のないという感じです。人によっては物足りないかもしれません。移動にはよいと思います。

2寸
卓上盤では最も人気のあるサイズと言われています。1寸に比べると相当重くなります。

6寸
足つきの将棋盤では最も人気のあるサイズです。プロ棋士を目指すならこのサイズを購入しましょう。初心者がこのサイズを購入しても人によっては場所に困るかもしれません。

一枚板か、ハギ板かは別の記事でご紹介いたします。

基本的には、上記四つのポイントが将棋盤を選ぶ上で大きな要素となりますが、他にも「プレミア」(第○○期名人戦で○○名人が使用した等)だったり「将棋盤自体の有名な製作者かどうか等」だったりで値段が変動したりします。