前回の記事では、1万円以下の比較的低価格な将棋駒を紹介させていただきました。

おすすめの駒(初心者向け)

まだ、将棋を趣味として始めたばかりの方は、こちらからお探しになっていただければと思います。
それでも、長く将棋をしていると「より良い駒」で指したいという気持ちが強くなってくると思いますので、紹介させていただきます。

高級駒と言ったら素材は一択で、「黄楊(つげ)」になります。

ただ、「黄楊(つげ)」にも種類があり、「本つげ」と呼ばれるものが最高級素材に位置し、前回の記事でもご紹介させていただいた「シャムつげ」がそれ以下に位置します。また、「黄楊(つげ)」ではないですが、「斧折(おのおれ)」なんかが台頭してきているので、比較したいと思います。

高級素材比較


本黄楊(つげ)
硬いですが柔らか味もあり、それに加えて重量感があり指し味が最高の素材(国産)です。
・購入して5-10年経つと、脂分がしみこんできて、良い色合いが出てきます。
・木目もはっきりしていて非常に見た目も良いです。

シャム黄楊(つげ)
・国産ではなく、「東南アジア産」になります。
・本つげに比べると、全体的に白っぽく木目がはっきりしないです。
・硬いですが、柔らかさはあまり感じませんので、本榧(かや)の将棋盤で指していると、注意して指さないと盤を傷つけてしまいます。桂等、安めの盤で指しましょう。
・ただ、指し味は本つげと比べても遜色はありません。

斧折(おのおれ)
・黄楊ではないですが、こちらは国産(東北産)になります。
・「シャム黄楊(つげ)」同様の値段ですが、やはり同じように駒が硬いので、指す場合は桂等の安めの盤で指すのがおすすめとなります。

本黄楊(ほんつげ)の産地

また、最高級素材の「本黄楊(ほんつげ)」でも、産地によって価値やランクが変わりますので、ご説明致します。


御蔵島産黄楊(みくらしま産ツゲ)
「本黄楊(ほんつげ)」の中でも最高の産地と言われています。「御蔵島産黄楊」と「本かやの将棋盤」との組み合わせは将棋盤ファンなら憧れの存在でしょう。

薩摩黄楊(さつまツゲ)
・御蔵島産黄楊(みくらしま産ツゲ)よりは若干素材としては下がりますが、引けをとりません。
・ただ、根杢、孔雀杢などの希少材が得られやすいので、「御蔵島産黄楊」が絶対上と言うわけではないです。

中国産(雲南)黄楊
・一般的には、「御蔵島産」や「薩摩産」と比べると下に位置しますが、中には高級素材もありますし、何よりお値打ちなのでお探しになる価値はあると思います。

一般的に、上記が産地による「本黄楊(ほんつげ)」のランク順と言われていますので、参考になればと思います。